税理士試験、私が受験生ならこうする!効率的な合格戦略
こんにちは、Manwareです。今回は、私が税理士試験受験生ならどんな方法を取るかについて記事にしたいと思います。
税理士試験の概要
税理士試験は、税理士になるために必要な学識及び能力を測る国家試験です。年に一度実施され、会計学に属する科目と税法に属する科目に分かれています。
試験科目
- 会計学に属する科目:簿記論、財務諸表論
- 税法に属する科目:所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税
これらの科目の中から、会計学に属する2科目と、税法に属する3科目(所得税法または法人税法のいずれか1科目を含む)の合計5科目に合格する必要があります。
試験の特徴
- 科目合格制:一度に5科目すべてに合格する必要はなく、1科目ずつ受験して合格科目を積み重ねることができます。
- 試験時間:各科目120分
- 合格基準点:各科目とも満点の60%ですが、実際には相対評価で合否が決まります。合格率は10%程度と難関です。
税理士試験5科目合格は正直厳しい?
税理士試験は、簿記論、財務諸表論といった会計学の科目は比較的合格しやすいものの、税法科目は非常にボリュームが大きく、働きながら合格を目指すのは至難の業です。
特に税法科目の条文暗記は、科目によっては文庫本の三分の一程度の量を暗記する必要があり、根気と時間を要します。
効率的な合格戦略:大学院の活用
そこでおすすめしたいのが、大学院に進学し、修士論文を作成することで税法2科目の免除を受ける方法です。これにより、簿記論、財務諸表論、税法1科目の合格を目指せばよくなり、税理士試験の負担を大幅に軽減できます。
税理士試験は、一度沼にハマると抜け出すのが難しい試験です。同じ科目を10年近く受験し続ける人もいます。大学院の学費は決して安くはありませんが、合格の確実性を高めるための有効な投資と言えるでしょう。
また、大学院の学費は、専門実践教育訓練給付金などの公的制度を利用することで、最大70%の補助を受けることができます。この制度については、別の記事で詳しく解説します。
税理士試験を目指すあなたへ:おすすめの学習プラン
パターン1:働きながら合格を目指す
- 働きながら簿記の学習を始める
- 簿記論・財務諸表論に合格する
- 税法1科目に合格する
- 大学院に進学し、税法2科目の免除を受ける
パターン2:専門学校と大学院の併用
- 専門学校で簿記論、財務諸表論、税法1科目の合格を目指す
- 大学院に進学し、税法2科目の免除を受ける
5科目合格を目指すのは、時間に余裕のある大学生や専門学校生、または何年かかっても諦めない覚悟のある人に限られるでしょう。それ以外の方は、大学院の活用を検討することをおすすめします。
もちろん、これが全ての人に当てはまるわけではありません。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選択してください。
税理士試験の第一歩を踏み出すなら:大原簿記学校
税理士試験に興味はあるけれど、簿記の学習経験がないという方には、大原簿記学校の税理士試験講座がおすすめです。簿記の基礎から税理士試験合格まで、手厚いサポートを受けることができます。
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